今なおトレンドを席巻するデニム。中でも、ビンテージブームを背景に盛り上がりを見せるフェードやダメージを再現した加工は未だ勢いを増す予感さえします。
そこでCONZでは、ポリウレタン樹脂によるコーティングに注目。
かつて、ヨーロッパのメゾンブランドによる"ビアンケット"を皮切りに、着用を重ねて現れるひび割れなどの経年変化は、ギークを魅了してきました。
ドメスティックブランドの中でも随一のデニムを制作してきたNVRFRGTとのコラボレーションをご覧ください。
14ozのムラ糸空紡糸によるインディゴデニムを使用。
クロップドレングス。
ジャストフィットで立体的なパターンカット。
前振りの湾曲したアームは、シームを二重に入れる事で視覚、構造共に立体的なシルエットを強調しています。
左胸のフラップが省かれたポケットは、いわゆる“大戦モデル”と称されるトラッカージャケットのディテールをモチーフにしたデザイン。
コストを削減するために、極力パーツを削ぎ落して制作される衣類は、現代ではミニマルなディテールとしてポジティブに昇華。
今や多くのブランドでリファレンスされるようになったバレルレッグや湾曲したシームを数年前から提案してきた先駆けとなる存在を、新たな加工によってアップデート。
箔のように均一ではなく、ポリウレタン樹脂をランダムに吹き付けることで、敢えてムラを残した表情に仕上げています。
僅かに垣間見えるワンウォッシュされた濃紺のデニム生地がアクセントとして機能します。
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1990~2000年代初期を代表し、今なお注目を集めるエディ・スリマンやマルタン・マルジェラなどを筆頭に、コーティングやスキニーデニムなどが生み出された後、時を経て生まれたのがCOATING 3D TWISTED LEG JEANS
ややローライズで長めのレングスというバランスが構築するシルエットは、NVRFRGTの代名詞でもある立体裁断が生み出す捻じれと相まって、裾にかけて独特なシワを演出します。
コーティングによる光沢とのシナジーにより、デニムなのにスラックスやレザーのように上品なドレープが出来上がります。
ラグジュアリーブランドを皮切りにトレンドを賑わせてきたバギーシルエットのデニム。一方で、徐々に注目を集めているのはレギュラーフィットのやや細身のシルエット。
トレンドのアンチテーゼとしてファッションに取り入れるのも一興ですが、時を経ても廃れないオーセンティックなファッションとして、この機会に試して頂きたい一本です。
※すべての商品は税込み価格で表記しています